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慰する

いする
動詞
1
標準
文例 · 用例
その代りその会合たるや極めて古典的で当時温泉に浴してこれを見聞した筆者の無為を慰すること甚大であった。
宮沢賢治 一九三一年度極東ビヂテリアン大会見聞録 青空文庫
叡慮先づ憤を慰する条、累代の武功返す/″\も神妙なり、大敵今勢を尽して向ふなれば、今度の合戦天下の安否たるべし、…朕汝を以て股肱とす。
菊池寛 四条畷の戦 青空文庫
それがみんな本気だと思ったらおめでたすぎる、全部が全部みな徹底した市井の聖人だとおもうものもなかろう、とおなじで、生活惨敗者は自己をこきおろして自慰する
長谷川時雨 朝散太夫の末裔 青空文庫
何といふても書物の外には友はない、無聊を慰するものとてはこれより外にはない。
市島春城 読書八境 青空文庫
カルカッタ滞在中は毎夕、明月天に懸かり、清輝窓に入り、大いに客懐を慰するに足る。
井上円了 西航日録 青空文庫
依て我等老夫婦は、北海道に於ける最も僻遠なる未開地に向うて我等の老躯と、僅少なる養老費とを以て、我国の生産力を増加するの事に当らば、国恩の万々分の一をも報じ、且亡父母の素願あるを貫き、霊位を慰するの慈善的なる学事の基礎を創立せん事を予め希望する事あるを以て、明治三十五年徳島を退く事とせり。
関寛 関牧塲創業記事 青空文庫
われら共同の宴缺かず、 225アガメムノーン光榮のアートレ,デース、其陣に同じく共に皆缺かず、心を慰する饗宴の豐かの料は具はれり、さはれ飮食今われの煩ひならず、おほいなる禍難逼るを我恐る。
ILIAS イーリアス 青空文庫
鶴子と接近したり、小秀を思うて居た時には、自慰することが一つの習慣のやうになつて居たが、洗礼を受けて猛烈に路傍説教を始めてからは、殆どそれも忘れたやうになり、それが、貧民窟に這入つてから、救主のやうな自覚に這入つてからは全然習慣として無くなつて了つた。
死線を越えて 死線を越えて 青空文庫