金巾
カナキン異読 カネキン
名詞
標準
unbleached muslin
文例 · 用例
そこには小さい卓が置いてあつて、その傍に、丈の高い腕附きの椅子に、金巾の覆ひを掛けたのが二つ、手持無沙汰な風をして据ゑられてゐる。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
そこでその恥辱を最も深く感じたのは、アントン・フオン・ヰツクの臨終に逢つたといふ椅子の隣にある、金巾の覆ひのしてある今一つの椅子である。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
」「いいえ、」といいながら勇美子は立って、室を横ぎり、床柱に黒塗の手提の採集筒と一所にある白金巾の前懸を取って、襟へあてて、ふわふわと胸膝を包んだ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
給仕に出た座敷の客の心づけたものであろう、その上に、白金巾の西洋|前垂。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
…… 四 屋台の正面を横に見せた、両方の柱を白木綿で巻立てたは寂しいが、左右へ渡して紅金巾をひらりと釣った、下に横長な掛行燈。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
白い金巾の患者服を着せられて、ガーゼの帯を捲き付けられて、コンクリートの床のまん中に大の字|型に投げ出されている。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
金巾の緒がすがつてただ。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
白金巾の洋傘に、見よ大鵬の志を、図南の翼を、などと書きましてね。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
作例 · 標準
このパッチワークの裏地には、手触りの良い金巾の布を使うのが一番だ。
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丈夫で安価な金巾は、昔からシーツや下着などの日用品に広く用いられてきた。
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染め物教室の初日に、まずは練習用として白い金巾の端切れを渡された。
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金巾のシャツは通気性が良く、夏の暑い日でもさらっとしていて着心地がいい。
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