勝手に
かってに
副詞
標準
arbitrarily
文例 · 用例
どういふつもりで付けたのかまだ訊ねてみないが、僕が勝手に想像する所では、無口でそつとしておいて貰ひたい男が、誰でもが多かれ少なかれ感じてはゐても余りに底深い、流れだとして殆んど全く触れないで過ぎる態の非情を、人目にも立たず浚渫してゐるといつた風の心得であらうと思ふ。
— 中原中也 『詩集 浚渫船』 青空文庫
「議論するなら勝手にしやれ、あとでゲンコの雨が飛ぶ」――茲に、低俗プラグマチックの、象徴がありはしないか。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
僕の先刻捨てに行つた塵芥が、裏庭の風の吹いて来る方寄りであつたことを「誠意がない」と勝手に決めて始めたお説教以来ブツ続けである。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
度々のことで面倒だから、今度から止めにして、先へ勝手に寝ることにしろと何度も言うが、妻は婦道に背くと言い、なかなか承知しないので困っている云々(大意)と。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
」「ご勝手に」「おや、あなたは妙な言葉を体得していますね。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
勝手にしろ、という八つ当りの気持だった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
「人間の昂奮とかいふものはさう永続的でないのだから……」――私はそんな理窟を勝手に捏ね揚げて自分の心を制しようと強めた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
」「さう自分で勝手に大きく考へるから。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
作例 · 標準
「お兄ちゃん、僕の引き出しを勝手に見ないでよ!」と、プライバシーを侵害された弟が怒っている。
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深夜、誰もいないはずのリビングでテレビの電源が勝手に入り、背筋が凍るような思いをした。
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許可も得ずに他人の敷地内へ勝手に入るのは、法律で厳しく禁じられている行為です。
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「どうせ勝手に言わせておけばいいさ」と、彼は周囲の根も葉もない噂話を冷たくあしらった。
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