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穂頭

ほがしら
名詞
1
標準
文例 · 用例
横になツて、砂についた片肱の、掌の上に頭を載せて、寄せくる浪の穂頭を、ズツト斜めに見渡すと、其起伏の様が又一段と面白い。
石川啄木 漂泊 青空文庫
楠野君は、二人の諍ひを聞くでもなく、聞かぬでもなく、横になツた儘で、紙莨を吹かし乍ら、浪の穂頭を見渡して居る。
石川啄木 漂泊 青空文庫
と、闇の中にシラジラと、砕ける波の穂頭が、物の怪のように見えて来た。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
白衣の修験者でも躍るように、穂頭が白々と光っている。
国枝史郎 神秘昆虫館 青空文庫
四辺は暗く浪は黒く、時々白いものの閃めくのは、砕けた浪の穂頭であった。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫