遺墨
いぼく
名詞
標準
autographs (brushwork) of departed person
文例 · 用例
近頃の氏の傾向としては、西洋の宗教画家や東洋の高僧の遺墨などを当然愛好します。
— ――親の前で祈祷 『岡本一平論』 青空文庫
旭溪曰く、『この四字は樂翁公の遺墨中より集めたるものなり』。
— 大町桂月 『白河の七日』 青空文庫
良寛遺墨を鑑賞する、羨ましい、そして達しがたい境地の芸術である。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
蘭軒は其遺墨拓本を得て、これに詩を題したのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その百五十六 蘭軒の松平露姫の遺墨に題した詩には小引がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「冠山老侯賜其令愛遺墨搨本。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
一鉢生涯貧巷吟 一鉢生涯貧巷に吟じ、千金遺墨富兒藏 千金の遺墨は富児蔵す。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
而して彼れは自ら之を僕に語りたるのみならず、僕の透谷の家にて其遺墨を見たる時も同じ論旨を書きたるものを存したりき。
— 山路愛山 『透谷全集を読む』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の書斎から、亡くなった曽祖父の遺墨が見つかった。
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美術館で、著名な書道家の遺墨展が開催されていた。
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「この掛け軸、父の筆跡に似てるなと思ったら、叔父の遺墨だったんだ。」
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