車地
しゃち
名詞
標準
capstan
文例 · 用例
それより先日没後に、ブラーエはオーヘム大佐に従いて、戦闘最も激烈なりし四風車地点を巡察の途中、彼の慓悍なる狙撃の的となりし者を指摘す。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
それからまた部落が協力して切添えをしたものでも、成功の当初から割り渡して私有せしめたものと、なお当分の間は年限を立てて、総員順まわりに作っていたいわゆる車地式のものとがあった。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
近ごろは乗客の数もずっと緩和されて、列車地獄などという形容も聞かれなくなっていたが、その日の混み方は特別で、客は昇降口にまではみだしていた。
— 山本周五郎 『花咲かぬリラ』 青空文庫
物々しい番兵の交代はベルリン名物の一つであったが、実際いかにも帝政下のドイツのシンボルのように花やかでしかもしゃちこばった感じのする日々行事であった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
この花やかにしゃちこばった気分がドイツ大学生特にいわゆるコアー学生の常住坐臥を支配しているように思われるのであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
彼は鼻の穴に指を突っ込んで、鉄筋コンクリートのように、鼻毛をしゃちこばらせている、コンクリートを除りたかったのだが一分間に十才ずつ吐き出す、コンクリートミキサーに、間に合わせるためには、とても指を鼻の穴に持って行く間はなかった。
— 葉山嘉樹 『セメント樽の中の手紙』 青空文庫
その冷い、しゃちこばった顔付が見えるようだ。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
しかし人によると妙にしゃちこばって土偶か木像のように硬直して動かないのがある。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
作例 · 標準
船を係留するため、甲板上の車地を回してロープを巻き取った。
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