食い込み
くいこみ
名詞
標準
digging into (e.g. one's skin)
文例 · 用例
ために白蟻大いに繁昌し、ついに紀三井寺から和歌山城の天主閣まで食い込み、役人らなすところを知らず天手古舞を演じ、硫黄で燻べんとか、テレビン油を撒かんとか、愚案の競争の末、ついにこのたび徳川侯へ払い下げとなったが、死骸を貰うた同前で行く先も知れておる。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
十五世紀に誕生した印刷術は、従来の本の概念にはひとまず手を触れず、その製造の工程に食い込みました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
しかし来日直前にIBMが打ちだした新しい動きの余波を利用すれば、日本市場にも食い込みうる可能性は見えた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
これを俗に食い込みというのだが、君たちにはわからない言葉であろう。
— 伊藤左千夫 『去年』 青空文庫
知らず知らずのうちにどれほど葉子は倉地に食い込み、倉地に食い込まれていたかをしみじみと今さらに思い知った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
が、もし復讐のために専務の預金の食い込みを吹聴するとすると、取付けを食うのは分っていた。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
しかし、いずれにしても、専務が自分の食い込みを、無価値な担保を有価値に見せかけて償っている以上、その欠損は早晩表面に現れるに違いなかった。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
この預金の量が、専務の食い込みを償うものとしたならば、預金者は救われるのだ。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
標準
inroads (e.g. into a market)
標準
deficit
標準
wedgie