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エンタシス

エンタシス
名詞
1
標準
entasis
文例 · 用例
あの真中の辺が、少しふくらんでいる柱、あれをエンタシスというのであるが、ジッと見ていると、あの重い屋根をささえかねて、石の柱が、じっと撓んでふくれているかのような感じさえしてくるのである。
中井正一 美学入門 青空文庫
しかしまた、法隆寺の柱に見られるところの、ギリシャ建築と、同じエンタシス(柱のふくらみ)を考えると、重さを深く耐える、深いあきらめの魂の思想もまた、その影響を見のがせないのである。
中井正一 美学入門 青空文庫
僕はきょうはもうこの位にして、此処を立ち去ろうと思いながら、最後にちょっとだけ人間の気まぐれを許して貰うように、円柱の一つに近づいて手で撫でながら、その太い柱の真んなかのエンタシスの工合を自分の手のうちにしみじみと味わおうとした。
堀辰雄 大和路・信濃路 青空文庫
二十二法隆寺――中門内の印象――エンタシス――ギリシアの影響――五重塔の運動 次の日はF氏も加わって朝から法隆寺へ出かけた。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
この建築の柱が著しいエンタシスを持っていることは、ギリシア建築との関係を思わせてわれわれの興味を刺戟する。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
しかし一歩を進めていうと、この建築は、単に柱のエンタシスのみならず、その全体の構造や気分において、西方の影響を語っている。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
建築においても唐招提寺金堂は、エンタシスこそ消えているが、精神において実にギリシア的である。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
ギリシアで同様にエンタシスを施したのはギリシア芸術の盛大期でのことであった。
三上義夫 芸術と数学及び科学 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
ウィキペディア

エンタシス(entasis)は、建築において円柱下部もしくは中間部から、上部にかけて徐々に細くした形状の柱。

出典: エンタシス — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0