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矢場

やば
名詞
1
標準
archery range
文例 · 用例
而して、惡道路と、坂の上下は、必ず下りて歩行く事―― これ、當流の奧儀である、と何も矢場七、土場六が、茄子のトントンを密造する時のやうに祕傳がるには及ばない。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
この付近に銘酒屋や矢場のあったことは、均平もそのころ薄々思い出せたのだが、彼も読んだことのある一葉という小説家が晩年をそこに過ごし、銘酒屋を題材にして『濁り江』という抒情的な傑作を書いたのも、それから十年も前の日清戦争の少し後のことであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
勿論人の妻なるものも、吾人が商となり工となり、はた農となるが如く、女性が此世に処せむと欲して、択ぶ処の、身過の方便には相違なきも、そはたゞ芸妓といひ、娼妓といひ、矢場女といふと斉しく、一個任意の職業たるに過ぎずして、人の妻たるが故に婦人が其本分を尽したりとはいふを得ず。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
ああ、淑女の面の醜なるは、芸妓、娼妓、矢場女、白首にだも如かざるなり。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
然れども彼の面の醜なるを恥ぢずして、却つてこれを誇る者、渠等は男性を蔑視するなり、呵す、常に芸娼妓矢場女等教育なき美人を罵る処の、教育ある醜面の淑女を呵す。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
総領の新太郎は放蕩者で、家の職は手伝わず、十五の歳から遊び廻ったが、二十一の時兵隊にとられて二年後に帰って来ると、すぐ家の金を持ち出して、浅草の十二階下の矢場の女で古い馴染みだったのと横浜へ逃げ、世帯を持った翌月にはもう実家へ無心に来た。
織田作之助 妖婦 青空文庫
目と鼻のあいだには神明の矢場がある。
岡本綺堂 青空文庫
この一廓は、柳にかくれ、松が枝に隔てられ、大屋根の陰になり、建連る二階家に遮られて、男坂の上からも見えず、矢場が取払われて後、鉄欄干から瞰下しても、直ぐ目の下であるのに、一棟の屋根も見えない、天神下のかくれ里。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
作例 · 標準
昔は城下町に矢場があり、多くの武士が弓の腕を磨いた。
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彼は休日に、趣味で地元の矢場に通っている。
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伝統的な矢場では、射手の集中力が試される。
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2
標準
brothel (covering up as an archery range)
作例 · 標準
江戸時代の矢場には、表向きは弓術の稽古場としながらも、裏では遊女を抱える場所も少なくなかった。
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物語の主人公は、とある矢場で働く女に出会う。
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禁制が厳しくなる中で、矢場は密かにその役割を変えていった。
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