来説
らいせつ
名詞
標準
文例 · 用例
なぜならば詩の本質は、上来説いて来たように主観的のものであるから。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
我輩はドイツでは老人を棄てる習俗が後世退隠俗を生じたというグリムの「ドイツ法律故事彙」中の記事を引用して、自説の支証とするつもりであったが、これもまた舶来説と思われたと見える。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
怪力の追求 二人の若い記者の小晩餐があった翌日、ホーテンスはドレゴの邸宅を訪ね、彼の寝室の南のカーテンの裂けているところや壊れて真二つになった額縁や、そういう暴行を演じたゼムリヤ号の手斧などを見せて貰い、ドレゴの主張する南方飛来説が十分根拠のある訳を再確認したのであった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
古来説者云フ、胡地草白クシテ此塚独リ青シ。
— ※上漁史 『青塚ノ説』 青空文庫
其は恐らく、琉球渡来説の立ち場からすれば、琉歌の弾き方と共に、伝へられたものと見られる。
— 折口信夫 『組踊り以前』 青空文庫
――酒宴の節、髪長媛をおほさゞきの命に与へようとの意を、ほのめかされたのだとする記・紀の伝来説明は、歌にあはない。
— 折口信夫 『叙景詩の発生』 青空文庫
唯一外来説の根拠になつた范跋を起源とする説などは、到底要領を得ないものである。
— 折口信夫 『「とこよ」と「まれびと」と』 青空文庫
■連体名詞法前来説いて来た意味における連体法の体言はあるべき筈のもので不思議はないのであるが、これは多く終止法とまぎれる様で、慥に連体法の体言から用言にうつつたものであるとみるべきものがみあたらない。
— 折口信夫 『用言の発展』 青空文庫