手詰まり
てづまり
名詞
標準
deadlock
文例 · 用例
そう申してはいかがですが、花魁もことしの暮れはちと手詰まりの御様子でしてね」「可哀そうに……。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
そうでなくても、主人は金を遣いたがっているところへ、花魁が手詰まりだなどという噂を聞かされては堪まったものではない。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
女房と女中が階下へ立ったあとで、浮橋は花魁がこの年の暮れに手詰まりの訳を話した。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
十九 笹村は、少し手に入った金で、手詰りのおりにお銀が余所から借りて来てくれた金を返さしたり、質物を幾口か整理してもらったりして、残った金で蒲団皮を買いに、お銀と一緒に家を出た。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
それだけ暮しも初めほど手詰りでなくなった。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
盛政は秀吉の各所要害を一層に整備するのを見て、勝家に一日も早くこの難所を打ち通らなければ、ついには味方手詰りになると報じたが、時既におそしである。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
一昨年は私だつてこれでいつぱしの長い物だつたが、今見たやうな手詰りになつて来るてえと、今度は、大きい金を抱いた倉川が長い物さ。
— 三好十郎 『地熱』 青空文庫
太橋の財政が手詰りかかったと聞いたとき、大助はさして驚きもしなかったが、それではぐずぐずしてはいられないぞ、という気持になったのだ。
— 山本周五郎 『新潮記』 青空文庫
作例 · 標準
資金繰りの目処が立たず、事業を継続するための策も尽きて、完全に手詰まりの状態だ。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
議論を重ねたが双方が譲歩せず、交渉は手詰まりとなってしまった。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
彼はチェスの盤面をじっと見つめていたが、相手の完璧な守りに手詰まりを感じて投了した。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview