徒輩
とはい
名詞
標準
set
文例 · 用例
僕の如き鹽センベイにて晩酌する徒輩にとつて、室生君酒席の贅澤は羨望の至りである。
— 萩原朔太郎 『歳末に近き或る冬の日の日記』 青空文庫
此の戦国時代に起つた博奕は、太平の世になつても引続いて勇気の多い、事を好む徒輩の間に盛んに行はれて居たので、尤も元文(吉宗)になつて一度禁制はされたものゝ天明前後(家治)から又た盛んになり、所謂侠客は隠然として博徒の巨魁たる観を呈して居た。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
君みたいな助平ったれの、小心ものの、薄志弱行の徒輩には、醜聞という恰好の方法があるよ。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
真に蒙昧愚劣、憫殺すべきの徒輩であるが、ただ彼等の中にあって一奇とすべきは、巨頭の斎藤茂吉である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
反逆の徒輩の処置は大事です。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
階級といい習慣といい社会道徳という、我が作れる縄に縛られ、我が作れる狭き獄室に惰眠を貪る徒輩は、ここにおいて狼狽し、奮激し、あらん限りの手段をもって、血眼になって、我が勇敢なる侵略者を迫害する。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
何某といえる侠客の徒輩が、遂に立って且元を襲い、その兵百人ばかりを殺害したという話がある。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
かくのごとく合祀励行のために人民中すでに姦徒輩出し、手付金を取りかわし、神林を伐りあるき、さしも木の国と呼ばれし紀伊の国に樹木著しく少なくなりゆき、濫伐のあまり、大水風害年々聞いて常事となすに至り、人民多くは淳樸の風を失い、少数人の懐が肥ゆるほど村落は日に凋落し行くこそ無残なれ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
あのような不届きな徒輩とは、一切の関わりを持たないほうが身のためだ。
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ろくに働きもせず遊び回っている徒輩には、明るい未来などない。
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志を同じくする徒輩が集まり、新しい組織を立ち上げることになった。
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