目交ぜ
めまぜ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
winking
文例 · 用例
その後から、三人の刑事は、何か目交ぜをして、薄笑いながら跟いて行った。
— 佐左木俊郎 『三稜鏡』 青空文庫
――出ると同時のように、あちらから二人、こちらから三人、全部では二十名近くの面々が、いずれも異常な緊張を示してにょきにょきと姿を現しながら、互いに目交ぜをしつつ、再び退屈男のあとをつけ始めました。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
しかし、つまりながらもちらりと何か目交ぜを送ったかと見るまに、笑止です。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
」 顔から顔へ名を呼ぶように目交ぜが飛ぶと、近侍達は一斉に傍らの脇差をにぎりしめた。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
その向う角の、川に向いた一軒の、 お江戸お名残り、めずらし屋 と、少し横にすねたような行灯のみえる小料理屋の門の前に止まると、新兵衛は、頤をしゃくるようにして目交ぜをし乍ら、さっさと中へ這入っていった。
— 佐々木味津三 『山県有朋の靴』 青空文庫
おやじによく言ってやれ」 立ちあがろうとしたのを、慌てて新兵衛は、目交ぜで止め乍ら、まだなにか言いたそうに、もじもじとしていたが、平七の顔いろを窺い窺い、女を隣りの部屋へつれて行くと、小声でひそひそとなにかささやいた。
— 佐々木味津三 『山県有朋の靴』 青空文庫
それを裏書するように、花簪の小女が、最後の料理を持って来て並べて了うと、ちらりと新兵衛に目交ぜを投げておいて、かくれるように向う端の暗い部屋の中へ這入っていった。
— 佐々木味津三 『山県有朋の靴』 青空文庫
互にまともな結婚もなかなかできない下級サラリーマンとウーマンとが、自分たちのゆがめられしぼられている小さい恋の花束を眺めて、野暮に憤る代りに、肩をすくめ、目交ぜし合い、やがて口笛を吹いてゆくような新らしげな受動性。
— 宮本百合子 『新しい一夫一婦』 青空文庫
作例 · 標準
上司と部下が目交ぜし、互いの意図を確認し合った。
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遠くから彼女と目交ぜを交わし、秘密の合図を送った。
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彼は冗談を言うたびに、こっそり私と目交ぜをする癖がある。
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