少憩
しょうけい
名詞
標準
文例 · 用例
マロニエの花にも近いというので、界隈の散歩人は入れ代り立ち代り少憩をとる。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
ここに少憩して付近の勝を探ぐり、はるかに左方|春日山の城跡を仰おいで、曠世の英傑上杉|輝虎の雄図を偲び、夕陽斜めに北海の怒濤を照すの夕闇に、潮鳴りの物凄き響きをききつつ、直江津の町へ入った。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
少憩の後、私たちは立ち上った。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
黎君は早朝出勤、私はゆつくりして、歩いて長府駅から乗車、途中嘉川で下車、伊藤さんの宅に寄つて少憩、句集を発送する。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
少憩の後、コブクロ坂を越え、ややして、鶴ヶ岡八幡宮に賽した。
— 嘉村礒多 『滑川畔にて』 青空文庫
椰子林の中の観海旅館に少憩して海に近い廻廊で珈琲を喫し乍ら涼を入れた。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
少憩の後、郵船会社支店長松平市三郎氏を訪い、杯をふくみ話を交ゆること約一時間にして、領事館に移り、総領事代理瀬川浅之進氏に面会す。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
午後市街を散歩し、日本人倶楽部に少憩し、郵船会社支店長楠本武俊氏の案内にて、同氏の邸宅に至り、特に船津領事等と日本食の晩餐をともにするの好遇を受く。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫