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のっと

のっと異読 ノッと
副詞
1
標準
suddenly (appear, stick out, etc.)
文例 · 用例
マロニエの茂みを分けて、紅色の翼が斜に往来へのっと現れた。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
まず試みに「炭俵」上巻の初めにある芭蕉|野坡の合奏を調べてみると、「むめが香にのっと日の出る山路かな」の発句にはじまって、「屏風の陰に見ゆる菓子盆」の揚げ句に終わる芭蕉のパートにはいったいにピッチの高いアクセントの強い句が目に立つ。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
」 と、忘れたように柄を離すと、刀は落ちて、赤熊は真仰向けに、腹を露骨に、のっと反る。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
赤いまんまでのっと落ちて行った。
夏目漱石 夢十夜 青空文庫
お関所の早馬が宿止めだと止めたところへ、あとからのっと降りていってね、御用だ、神妙にしろと大みえをきるなんてえものは、まったく江戸のあの娘たちに見せてえもんですよ」 ゆられゆられて道は、その三島まで三里二十八町のくだり坂、もうこうなれば道も早いが捕物も早い。
毒を抱く女 右門捕物帖 青空文庫
」と思った広太郎、智見|妄病を払うという、禅の心にのっとった、当流での「斬釘截鉄」きびしく右腕へ打ち込んだ。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
其骨髄を穿つに及び」はじめて小説は小説としての本質を具えるものであると説明しているのであるが、我々にとって興味ある事実は、この画期的意味をもった小冊子が当時の外国文学の潮流にのっとって著わされたに拘らず、バルザックの名には一字もふれられていないことである。
宮本百合子 バルザックに対する評価 青空文庫
それから義弟にていよくにげられたので――(あたりまえの話すぎて少しもムリもないがね)――ちょッといどころがなくなり、仕方がないから「桜花かや散りじりに」若しくは「あのゆめもこのゆめも――」式にのっとり、私だけは深川の富川町か千住の涙橋の少し向こうのFという家にでも当分厄介になろうかと考えた。
辻潤 だだをこねる 青空文庫
作例 · 標準
森の中から、のっと大男が現れた。
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隠れていた魚が、のっと顔を出した。
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「わっ!のっと出てきたからびっくりしたよ!」
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