持子
もつご異読 モツゴ
名詞
標準
stone moroko (Pseudorasbora parva)
文例 · 用例
なお十七の久枝、十三の敬二郎、十の持子があとにいて、いまおたかは病気一つ出来ぬ後家だった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
持子は十三になったので、おたかは思い切って女学校へ入れた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
持子は女学校を卒業して、いきいきと眼が綺麗だった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
その年の夏、持子は頑としてアッパッパを着たがらぬので、不審に思ってよくよく観察してみると、妊娠していると判った。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
やがて気も静まって落着いたところは、相手がどこの誰にしろ、たとえ畳屋の職人であろうと、持子をくれてやる肚だった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
けれども、持子にやっと口を割らせてみると、相手はこの間胸を患って死んだという。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
年があけて、持子は男の子を産んだ。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
そして、えらかったな、えらかったなと持子にいうと、真蒼な顔の持子はかすかに眼をうるました。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
作例 · 標準
田んぼの横の用水路を覗いてみたら、持子の群れがスイスイと泳いでいた。
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持子は小柄な魚だけど、婚姻色が出ると意外と鮮やかで美しいんだよ。
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釣った持子をバケツに入れて観察してから、元の川へ逃がしてやった。
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