幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
受授が情を異にし遊んだ底の夢の余りによしなしごとを書きつけはしたが、もとより人を酔はさう意も無い、書かずともと思つてゐるほどだから、読まずともとも思つてゐる。
幸田露伴 平将門 青空文庫
どうした事かと疑い惑っていると、舟びとの一人はやがて髪をふり乱して刀を持って、のうしろに出たかと思うと、自分の舌を傷つけてその血を海のなかへしたたらした。
夷堅志 中国怪奇小説集 青空文庫
廟の下手は湖水に漁獲をする小舟の多くが船がかりするところで、うすら寒い秋の夜などになると、のなかから貧しい漁師達が寝そびれた紛れの低い船歌を聞くことがよくある。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
若い漁師は所在なさにを上げて外を見た。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
漁師はまたもとのようにの下に潜り込もうとしたが、ふと近くに何だか得体の分らない、怪しい騒めきが始まったのを聴きつけて、覚えず半身を舷から乗出すようにして聴耳を立てた。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
多能な小堀遠州は、桂の離宮、名古屋の城および孤庵に、彼が天才の著名な実例をのこしている。
茶の本 茶の本 青空文庫
日暮東塘正落潮、孤泊處雨蕭蕭、疎鐘夜火寒山寺、記過呉楓第幾橋、楓葉蕭條水驛空、離居千里恨難囘、十年舊約江南夢、獨聽寒山夜半鐘王漁洋も寒山寺の夜半の鐘声を聞いたのである。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
天地根元宮造りの、掘つ立ての合掌式の、地上に屋根|の垂れたのから、一歩進めたものであらう。
折口信夫 琉球の宗教 青空文庫