陣雲
じんうん
名詞
標準
文例 · 用例
金吾 そんな……(ドシン、ドシンと石の音)香川 (それに合せて、支離めつれつな調子で歌「五丈原」)祁山悲秋の風ふけて陣雲くらし五丈原零露の文はしげくして草枯れ 馬は肥ゆれども……(「零露の文は」の所からオフになって)敦子 (中年)その時の賢一さんの胸はさぞつらかったろうと思います。
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
祁山悲秋の風更けて、陣雲暗し五丈原、零露の文は繁くして、草枯れて馬は肥ゆれども、蜀軍の旗光なく、鼓角の音も今しづか、丞相病篤かりき。
— 土井晩翠 『新詩發生時代の思ひ出』 青空文庫
星落秋風五丈原(一)祁山悲秋の風更けて陣雲暗し五丈原零露の文は繁くして草枯れ馬は肥ゆれども蜀軍の旗光無く鼓角の音も今しづか。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
宗徒の旗本など、堅陣雲の如く、蜀の峡中から南へ南へと押し流れて行った。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫