ぺったり
ぺったり異読 ペッタリ
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
closely (sticking, clinging, etc.)
文例 · 用例
それでもなおお爺さんが、苦り切って居るので、「まあ、御めん遊せや」と婆やは頭を一つぺったり下げて、逃げる様にかやの手を引いて、かやと二人の寝所に宛ててある離れ座敷の六畳に続く廊下の方へ出て仕舞った。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
女はいきなり私の前へぺったりと坐った。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
こいつが塾へ来たおかげで、残念ながらおれは、第二番の美男子という事になった」 堀木は、色が浅黒く端正な顔をしていて、画学生には珍らしく、ちゃんとした脊広を着て、ネクタイの好みも地味で、そうして頭髪もポマードをつけてまん中からぺったりとわけていました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
その有閑階級にぺったり寄食していた僕はまあ、なんてみじめな野郎だったんでしょう。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
直きお出やすさかい」 垢だらけの白い敷蒲団の上に赤い模様の掛蒲団が、ぺったりと薄く汚くのっていた。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
それにエプロンを外すと、お太鼓の帯も妙にぺったりして、模様の金魚もなにか貧弱だ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
ほつれ下がった髪が、ぺったり顔にくっついていた。
— 佐左木俊郎 『駈落』 青空文庫
物につかまりながら立つか、或はぺったりとこれも同じく何物かに身を寄せて俯伏せに寝ているか、いずれかでなくては身が保てない。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
作例 · 標準
夏の蒸し暑い日、汗をかいた前髪がおでこにぺったりと張り付いてしまって気持ち悪い。
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満員電車で押し潰され、見知らぬ人の背中が私の腕にぺったりとくっついている状態に耐えるしかなかった。
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雨に濡れた薄手のシャツが肌にぺったりとまとわりつき、寒さで体が震えてきた。
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