神祭り
かみまつり
名詞
標準
文例 · 用例
三河の当時の田舎の神祭りの式で、生贄を神に献じて暴風悪風の田穀を荒さぬようにと祈るのであった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
初午に雛市、梅見に天神祭り、二月の行事といえばまずこの四つです。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
初午はいうまでもなく稲荷まつり、雛市は雛の市、梅見は梅見、天神祭りは二十五日の菅公祭、湯島、亀戸、天神と名のつくほどのところはむろんのことだが、お社でなくとも天神さまに縁のあるところは、この二十五日、それぞれ思い思いの天神祭りをするのが例でした。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
子供達は甘酒や御赤飯がふるまはれるので、氏神祭りといへば、楽しいものゝ一つです。
— 宮原晃一郎 『蛇いちご』 青空文庫
三新嘗の意味の秋祭りの外に、秋に多い信仰行事は、相撲であり、水神祭りであり、魂祭りである。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
そして、春祭りに行うた筈のが、五月の田遊びにも、七月の水神祭りにも、処々の勝手で、行ひ改められたのであらう。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
此から見ると、水神祭りの形が、不自然な点の残らぬほど、星祭りに変つて行つても、やつぱりどこかに、古代の影は残つてゐたのだ。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
此水神祭りは、元々、夏祓へと同じものであつて、村や家に迎へる方は、盂蘭盆会に任せて了うて、水神迎へと禊ぎとの痕跡だけを、七夕の乞巧奠に止めた。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫