幻辞.com

過給

かきゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
すはこゝろあたりときゝて主人の妻大によろこび、子どもらもとも/″\に言葉をそろへてまづ礼をのべ、その仔細をたづねければ、老夫いふやう、それがし今朝西山の嶺半にさしかゝらんとせし時、こゝのあるじに行逢、何方へとたづねければ稲倉村へ行とて行過給ひぬ。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫
我は宿へ皈り足にて遙に行過たる頃例の雪頽の音をきゝて、これかならずかの山ならんと嶺を无事に通りしをよろこびしにつけ、こゝのあるじはふもとを无難に行過給ひしや、万一なだれに逢はし給はざりしかと案じつゝ宿へかへりぬ。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫