剃刀研ぎ
かみそりとぎ
名詞
標準
one who sharpens razors
文例 · 用例
研屋は今でも折々天秤棒を肩にして、「鋏、庖丁、剃刀研ぎ」と呼わりながら門巷を過るが鋳掛屋の声はいつからとも知らず耳遠くなってしまった。
— 永井荷風 『巷の声』 青空文庫
「甘い薄荷入りの粟の水あめでござーい」といって売りに来るかと思えば、「こうばしや、かりんとう」といって来る「鋏かみそりとぎほう丁ナイフとぎ」「ざるやあみそこし」などと次から次へとのどかな声を張りあげて、この下町の裏通りを、朝から夕まで通る。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
」「あああれですか、はさみ、ほうちょう、かみそりとぎという、とぎ屋さんですよ。
— 小川未明 『古いはさみ』 青空文庫
ただ、わたしは、それらのそのほう/″\の横町で聞いた「はさみ、包丁、かみそりとぎ」だの、「朝顔の苗、夕顔の苗」だの、定斎屋の鐶の音だの、飴屋のチャルメラだの、かんかちだんごの杵の音だの、そうしたいろ/\の物音が幾年月を経たいまのわたしの耳の底にはッきりなお響いている。
— 久保田万太郎 『雷門以北』 青空文庫
作例 · 標準
昔は町を歩けば、道具を担いで「剃刀研ぎはいらんかね」と呼び歩く職人の姿が見られたものだ。
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祖父から譲り受けた古い剃刀を、専門の剃刀研ぎに出して現役の切れ味を蘇らせてもらう。
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剃刀研ぎの技は、単に刃を鋭くするだけでなく、肌当たりの柔らかさまで計算されているという。
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