門家
かどや
名詞
標準
文例 · 用例
今日「俳人」と称されてる専門家の人々は、決してこの種の俳句を認めず、全くその詩趣を理解していない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これに反して毎晩欠かさず空の見張りをしている専門家にとっては、「偶然」はむしろ主に星の出現という事のみにあって、われわれの場合のように星と人とに関する二重の「偶然」ではない。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
何とかしてこの害虫を絶滅する方法はないものだろうかと思うだけで、専門家に聞いてみるでもなく、書物を調べるでもなく、ついそのままにしておくのである。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
専門家でもこれを完全に駆除するのは困難だとすると、自分等の手に畢えぬのは当然かと思われた。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
その説はすぐに我邦の専門家の間にも伝えられ、考究され、紹介され、応用もされていた。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
ところがこれほど専門家の目には顕著な人物の名前が「世間」というものの人名簿には今日という今日までどこにもかいてなかった。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
専門家でさえそうである。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
こういう場合にその同じ部門の専門家が審査員になっていれば、当該方面の文献も手近に揃っており、従って提出された仕事がその方面の領域で占める地位とその幅員も判断されやすい。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫