母岩
ぼがん
名詞
標準
base rock
文例 · 用例
草野心平詩集『母岩』中原中也 草野心平君の第三詩集『母岩』が出た。
— 中原中也 『草野心平詩集『母岩』』 青空文庫
すべての美なるもの、高貴なるもの、精神的なるもの、情熱的なるもの、理念的なるもの及び浪漫的なる一切のものは、本質的に詩精神の泉源する母岩である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そして日本の文壇は、今やその母岩の発掘に熱意している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
所が、私にはそのダイヤモンドの母岩との関係とか産出状態とか自然性の結晶面とかは分っていても、その少女の最も知りたい平凡なことだけは分らなかった。
— 横光利一 『鳥』 青空文庫
Qは怪しい顔をしている私の表情に向って投げつけるように、そのダイヤモンドの母岩が礫岩であり削剥堆積の噴出状態の痕跡を表している所を見ると、オルドウィス紀の噴出にちがいなく、母岩が礫岩でオルドウィス紀の噴出なら、ミナスゲラス以外にはないではないかといい出した。
— 横光利一 『鳥』 青空文庫
例えば、その詩集を取ってきて、「母岩」時代とか、「大白道」時代とか、「日本沙漠」時代とか、そういうことを言ったならば、おかしいだろう。
— 豊島与志雄 『「草野心平詩集」解説』 青空文庫
それを母岩から分離させることに骨折らなければならなかった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
母岩から分解されて、湯に晒らされた白雲母の細片が、このはかない現し身に、荒唐にして典麗な、原始的の装飾を施してくれたのだった。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
作例 · 標準
結晶が剥き出しになった母岩の隙間から、紫色の美しいアメジストが顔を覗かせていた。
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化石が含まれている母岩を慎重にタガネで削り、太古の生物の姿を浮き彫りにする。
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宝石の鑑定では、原石がどのような種類の母岩に付着していたかも重要な指標となる。
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