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鉄刀

てっとう
名詞
1
標準
steel sword
文例 · 用例
) と、思った時「判らぬか」「はい」「莫迦っ」 その声は、達人の気合と同じように、頭の中へ、胃の中へ、鉄刀を突き通すように、鋭く響くもので、同時に一つの力として、身体を、圧倒するようにも響くのであったし、身体も、心も、ちぢみ上って、固くなる鋭さをもっていた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
嫩葉は軟薄で紅色を呈し、葉緑を欠いでいて下垂しその観すこぶる面白味があり、ちょうど Amherstia nobilis Wall.(マメ科、カザリバナ)Mesua ferrea L.(オトギリソウ科、タガヤサン、鉄刀木?
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
建坪はさまで広くないが総て唐木造り、一階大広間の九尺床は目の覚めるような紅|花櫚の一枚板、左右一丈二尺余の大柱は世にも珍しい鉄刀木の尺角、上から下まで精密な山水の総彫、多分は堀田瑞松あたりの仕事であろう。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
「呂宋兵衛、呂宋兵衛、汝、いかに猛なりとも、ふくろのなかのねずみどうようだ、時うつればうつるほど、ここは鉄刀鉄壁にかこまれ、そとは八門暗剣の伏兵にみちて、のがれる道はなくなるのじゃ、神妙に観念してしまえ」 小幡民部がののしると、呂宋兵衛はかッと眼をいからせて、わざとせせら笑った。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
五 今しも八面鉄刀に囲まれて、去くも退くも出来ない危地に墜ちた二人の虚無僧は、居竦みのまま、八、九本の切ッ先に五体蜂の巣とされるであろうと思われた。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
途端に、面前十間と隔てぬ所へ、蹄を止めた京極方の武士達が、バラバラと馬の鞍壺から跳び降りて、大刀の鞘を抜き連れるや否、左右正面の三方包み、鉄刀の矢来を作ってかかって来た。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
――そして単身、一歩一歩、踏み登ってゆく山道は、殆ど、上杉勢の旗と鉄刀と馬と銃と弓との中だった。
吉川英治 上杉謙信 青空文庫
作例 · 標準
時代劇の殺陣で、主役が鋭い鉄刀を振りかざして悪党たちをなぎ倒す。
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蔵の奥から、先祖が大切に保管していたと思われる古びた鉄刀が出てきた。
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鍛冶場では、職人が魂を込めて一振りの見事な鉄刀を打ち鍛えている。
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2
標準
type of iron sword associated with the latter half of the Kofun period
作例 · 標準
古墳から出土した鉄刀は、当時の高度な金属加工技術を現代に伝えている。
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考古学者は、この鉄刀の形状や刻印から当時の勢力図を推測した。
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歴史博物館で、金象嵌が施された豪華な装飾鉄刀が特別公開されている。
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ウィキペディア曖昧さ回避

鉄刀(てっとう/てつとう)は、鉄製の刀を意味し、以下の用例がある。 鉄刀(てっとう)-鉄で造られた刀。 鉄刀(てっとう)-江戸時代の武器・捕具・護身具。 鉄刀(てっとう)-日本列島における古墳時代の古墳から出土する直刀や、歴史時代以降の遺跡から出土する湾刀(日本刀)などの鉄製刀類に対する出土品(遺物)としての呼称。

出典: 鉄刀 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0