金科玉条
きんかぎょくじょう
名詞
標準
golden rule (basic principle ensuring success in some activity)
文例 · 用例
横浜開港時代に土地開発に力を尽し、儒学と俳諧にも深い造詣を持ちながら一向世に知られず、その子としてただ老獪の一手だけを処世の金科玉条として資産を増殖さしている老爺もある。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
」 われとわが作品へ、一言の説明、半句の弁解、作家にとっては致命の恥辱、文いたらず、人いたらぬこと、深く責めて、他意なし、人をうらまず独り、われ、厳酷の精進、これわが作家行動十年来の金科玉条、苦しみの底に在りし一夜も、ひそかにわれを慰め、しずかに微笑ませたこと再三ならずございました。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
嘉六は小僧時代に習った漢字教訓を一生の金科玉条として、すべてこれによって方針を立てる。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
乞う金の額を一銭に限るということも誰教えねど自ずと経験から、慾無しと呼ばれることが却って取得の多いのを白痴の一本調子に覚え込み、永年それを金科玉条にして護り通して来たのでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
こうした趣味、傾向に人類を導くために、曾ての探偵小説は従来の芸術が金科玉条として死守して来た美学上の諸条件を悉く放棄し、一蹴した。
— 夢野久作 『探偵小説の真使命』 青空文庫
その神学思想の幼稚なるは時代の罪としてやむを得ずとするも、その信条を確定不変の金科玉条となし、これを以てあらゆる場合を説明し去り、これがためには相手の感情の如きは勿論、何を犠牲に供するも厭わぬというその心持、その態度そのものが全く神学者のそれである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
それを金科玉条のように、一生懸命に守って、待ちつゞけていた自分が、少し馬鹿らしくなった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
それを金科玉条のやうに、一生懸命に守つて、待ちつゞけてゐた自分が、少し馬鹿らしくなつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
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金科玉条(きんかぎょくじょう)は、漢の時代の中国からの言葉。
出典: 金科玉条 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0