会す
かいす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to meet
文例 · 用例
たとえ昔のお房に再会するような事があっても、今の自分を十年の昔豪奢を尽した父の子とは誰れが思おう。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
しかしずっと年を取った後に、再びこうした規則正しく繰返される「試験」の峠を越そうとは予期しなかったが、そのおかげで若い日の学生時代の幻影のようなものを呼び返し、そうしてもう一度若返ったような錯覚を起こさせる機縁に際会するのである。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
毎回断っているとおり、相似の事実を指摘するだけで、なんらの因果関係を付会するつもりはないから誤解のないように願いたい。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
歌の会俳句の会すべてを止めて余り人にこられては困ると云うようになってよりは。
— 伊藤左千夫 『根岸庵訪問の記』 青空文庫
もう飲食会すら気がすすまぬ 勿論今でも飲食が一番のたのしみではあるけれども以前の様ではない。
— 伊藤左千夫 『根岸庵訪問の記』 青空文庫
限りなき親しさと驚きの眼を以て私は君達のよろこびとかなしみとを理会する。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
支配人はアウギュスト・ロダンの名刺を妾に見せると、偉大な芸術家であるから、是非私に面会するようにと云うのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
焼いた手を痛そうに、他の手で押えながら顔をあげて、ぐるりをはゞかるように見わたした紅は、小山の視線に出会すと、すぐ、まだ煙が出ている木箱の方へ眼を伏せた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
標準
to encounter