幻辞.com

荷担ぎ

にかつぎ
名詞
1
標準
文例 · 用例
私は、御中道をするために、荷担ぎ一人連れて、小御岳神社の方面へと横入りをした。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
これは逆廻りといって、道者は忌むのだそうで、案内者をもって自任する荷担ぎの男は、私から右の水引と朱印を取りあげて、遂に返してもらえなかった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
「さあ、これから、さす(登ること)で」と荷担ぎがいう通り、今度はひた登りに登る。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
二百の荷担ぎ――それに、車や家畜をふくめた長蛇の列が、イギリス駐屯軍の軍用電線にそうて、蟻塚がならぶ広漠たる原野を横ぎってゆく。
有尾人 人外魔境 青空文庫
荷担ぎは、荷が嵩んだので値増しを騒ぎだし、土はあかく焼けて亀裂が這い、まさに地の果か地獄のような気がする。
有尾人 人外魔境 青空文庫
荷担ぎにゆきァ、死にに往くようなものさァ」 酋長がぐいぐい棕櫚酒をあおったり印度大麻を喫ったり、すこぶる上機嫌のなかでもこれだけは聴かなかった。
有尾人 人外魔境 青空文庫
しかし、往けるところまでというとやっと承知して、あくる日、荷担ぎとともに密林をわけはじめたのである。
有尾人 人外魔境 青空文庫
案の定、荷担ぎどもは動かなくなってしまった。
有尾人 人外魔境 青空文庫