神懸かり
かみがかり
名詞
標準
文例 · 用例
ワインは人の心に作用し舌を軽くし「神懸かり」にする傾向があった。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
……すなわち昔はこれを『神憑り』とか『神気』とか『神上り』とか称していたもので、甚しいのになるとその期間が余り長いために、真実に死んだものと思って土葬した奴が、墓の下で蘇った……なぞいう記録さえ珍らしくない。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
――と云うのは、お島婆さんがいざ仕事にとりかかるとなると、まずその婆娑羅の大神をお敏の体に祈り下して、神憑りになったお敏の口から、一々差図を仰ぐのだそうです。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
泰さんは始新蔵から、お島婆さんがお敏へ神を下して、伺いを立てると云う事を聞いた時に、咄嗟に胸に浮んだのは、その時お敏が神憑りの真似をして、あの婆に一杯食わせるのが一番近道だと云う事でした。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
調伊企儺の妻|大葉子も神憑りする女として、部将として従軍して、俘になったものと考えられる。
— 折口信夫 『最古日本の女性生活の根柢』 青空文庫
今、當麻の語部の姥は、神憑りに入るらしく、わな/\震ひはじめて居るのである。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
神人に神憑りした神の、物語つた叙事詩から生れて来たのである。
— 折口信夫 『最古日本の女性生活の根柢』 青空文庫
調伊企儺の妻|大葉子も神憑りする女として、部将として従軍して、俘になつたものと考へられる。
— 折口信夫 『最古日本の女性生活の根柢』 青空文庫