頬杖
ほおづえ異読 ほほづえ・つらづえ
名詞多音語
標準
resting one's chin in one's hands
文例 · 用例
」お爺さんは、机に頬杖をついて低く答へる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と頬杖をついたまま、にこりともせずお婆さんの顏を、まじまじと見つめながら、こんどはやや明瞭に言ふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その雀が、いまお婆さんの退場後に、はたはたと軒下から飛んで來て、お爺さんの頬杖ついてゐる机の端にちよんと停る。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その書物のペエジを一、二枚繰つて、それからまた、頬杖をついてぼんやり前方を見ながら、「洗濯をするために生れて來たのではないと言ひやがる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
頬杖ついて、ぼんやり書物に眼をそそいでゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
新開地を追うて來て新に店を構へた仕出し屋の主人が店先に頬杖を突いて行儀惡く寢ころんで居る眼の前へ、膳椀の類を出し並べて賣り付けようとして居る行商人もあつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
七 親父はその晩、一合の酒も飲まないで、燈火の赤黒い、火屋の亀裂に紙を貼った、笠の煤けた洋燈の下に、膳を引いた跡を、直ぐ長火鉢の向うの細工場に立ちもせず、袖に継のあたった、黒のごろの半襟の破れた、千草色の半纏の片手を懐に、膝を立てて、それへ頬杖ついて、面長な思案顔を重そうに支えて黙然。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
今頃はもう二股を半分越したろう、と小窓に頬杖を支いて嘲笑った。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
作例 · 標準
考え事をするとき、彼はよく頬杖をつく癖がある。
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カフェで窓の外を眺めながら、女性が静かに頬杖をついていた。
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頬杖をつくと姿勢が悪くなるからやめなさい、と先生に注意された。
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標準
brace (in construction)
作例 · 標準
建築現場では、梁を支えるために頑丈な頬杖が使われる。
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この古い家は、頬杖で屋根を補強している。
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急勾配の斜面に立つ電柱には、複数の頬杖が設置されている。
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ウィキペディア
頬杖(ほおづえ、つらづえ、頰杖、面杖)は、ヒトが机や床などに肘を立ててその手で顔を支える、あるいは顎や頬に手を宛てがう仕草のこと。腕が杖のようになることからこう呼ばれる。
出典: 頬杖 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0