一呼吸
ひとこきゅう
名詞動詞-サ変
標準
short pause
文例 · 用例
新短歌のみならずすべて一呼吸詩歌(私は短歌や俳句や新短歌を今仮りにさう呼ぶ)が、その詩歌の中に生活を見出すものでなくて、生活の傍に生ずるものとしてだけ意義を有するものであるといふことを、左にもう少し言添へよう。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
これはつまり是等の一呼吸詩歌が十分に人一人の仕事となる性質のものでなくて、生活の余暇に出来る――といつて語弊があるならば、生活に随伴的に出来るものとして意義のあるものだといふことを証示する、一つの事ではあるまいか?
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
日本武尊が古事記中に叫ばれた歌は、明かに一呼吸中に歌はれたものであつて、一呼吸中のものとしては実に絶品であるが、デヴヱロッピングではない。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
) 歩かざる人にある芸術は、竟に一呼吸中の物、及びその延長であり、延長――即ち感傷の根本形式である。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
ああいう俳諧の「挙句」のようなところをもう一呼吸引きしめてもらいたいと思うのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
徳二郎は平常にない懊しい顏をして居たが、女のさす盃を受けて一呼吸に呑み干し、「愈々何日と決定つた?
— 國木田獨歩 『少年の悲哀』 青空文庫
「も一ツ」と今度は徳二郎が注でやつたのを女は又もや一呼吸に飮み干して月に向て酒氣を吻と吐いた。
— 國木田獨歩 『少年の悲哀』 青空文庫
此場所に於て、此時に於て、人はたゞ「生存」其者の、自然の一呼吸の中に托されてをることを感ずるばかりである。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
作例 · 標準
激しい運動の後、一呼吸置いてからまた走り出した。
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緊張した会議の前に、一呼吸して心を落ち着かせた。
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結論を出す前に、もう少し一呼吸する時間が必要だ。
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