日内
にちない
名詞
標準
文例 · 用例
そうして多くは、その前年または前々年と比べても、同一山において、十日内外の遅速があるのに過ぎないというのであるから、先ず大概の見当はつくであろう。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
噫又吁 四五日内のニウスに注意せよ。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
由来、田舎で働く強盗団とは仕事場を転々とさせると相場が決まってまして、数日内に同じ地方で二軒も押し入らないものなのです。
— THE REIGATE PUZZLE 『ライギット・パズル』 青空文庫
家の者達が注意して裏庭には出さないやうにしたので、一日内庭の固い土の上を仲好くあさつて歩き、時々勝手の上り框に載つて餌をくれと人にせがむやうな顏付をしてゐた。
— 水野仙子 『白い雌鷄の行方』 青空文庫
あまり寝ないで稿をすゝめる、明日までには“鴉”を、数日内に一代集の原稿をまとめなければならない。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
今日内幸町から従妹が来ての話に、叔父は四五日内に用事で大阪へ行くかも知れないそうだから、余り遅くなってはと思って、立つ前に会って貰えまいかと電話で聞いて見たら、宜しいという返事だから、行く気ならなるべく早く行った方がよかろう。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
須永は「今日内幸町からイトコが来て」とたしかに云ったが、そのイトコが彼の叔父さんの子である事は疑うまでもない。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
爰許今朝出馬、黒石通り、中野村迄帰程、様子相尋候処、五七日内には出艦手筈難及由に付、午刻より又々弘前行相催す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫