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冬空

ふゆぞら
名詞
1
標準
winter sky
文例 · 用例
冬空に凍える壁、洋燈、寂しい人生。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
君はいつも貧乏で食物がなく、十二月の冬空に單衣を着てゐた。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
たとえば七部集炭俵の中にある「雪の松おれ口みればなお寒し」「日の出るまえの赤き冬空」「下肴を一舟浜に打ち明けて」の三連などは色彩的にもかなりおもしろいものである。
寺田寅彦 映画芸術 青空文庫
で、親まさりの別嬪が冴返って冬空に麗かである。
泉鏡花 古狢 青空文庫
――げに北国の冬空や。
泉鏡花 古狢 青空文庫
すべての葉をおとしつくして、冬空たかく立っている梢には、なすべきことをなしおえたおちつきがあるではないか。
種田山頭火 草木塔 青空文庫
電車の塵も冬空です……澄透った空に晃々と太陽が照って、五月頃の潮が押寄せるかと思う人通りの激しい中を、薄い霧一筋、岸から離れて、さながら、東海道で富士を視めるように、あの、城が見えたっけ。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
……というのは羽織袴です――弁持も私も、銀行は同一取引の資産家だから、出掛けに、捨利で一着に及んだ礼服を、返りがけに質屋の店さきで、腰を掛けながら引剥ぐと、江戸川べりの冬空に――いいかね――青山から、歩行で一度中の橋手前の銀行へ寄ったんだ。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
作例 · 標準
凍てつくような冬空に、オリオン座がくっきりと輝いていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
鉛色の雲が広がる重苦しい冬空を見上げ、ため息をついた。
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飛行機雲が、澄み切った青い冬空に一本の白い線を引いていった。
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