心外千万
しんがいせんばん
名詞形容動詞
標準
being totally upset (by)
文例 · 用例
むろん学校関係の者とも思われぬので実に心外千万な奇怪事と言うよりほかはない。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
平生同志として御交際を願っておいて、有事の秋に仲間はずれにされるなど、心外千万でござる。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
武士は敵味方に別れても相身互いじゃと存じたによって、かほどまで寛大な取扱いをいたしたのは、われらが寸志じゃに、それが各々方に分からなかったとは心外千万じゃ。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
彼が、多くの作家を入れたのは、各作家に対するコムプリメントであったのが、かえってそんな不平を呼び起す種となり、彼としては心外千万なことであったろう。
— 菊池寛 『芥川の事ども』 青空文庫
それを賞めでもする事か、咎め立てするとは心外千万な主君じゃ。
— 夢野久作 『名君忠之』 青空文庫
「菊女殿にとりましては、色仕掛けなどというが如き、不純の策を用いること、心外千万であられる筈、それを押し切ってやらるるというは、党のため同志のためを思えばこそでござる。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
その太刀筋がよくわかる時と、まるっきりわからないことのあるために、煮え切らない、腑甲斐のない、ふんぎりのつかない、なまくら者にされてしまうことが、我ながら愛想の尽きるほど心外千万だ。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「田所を犯人と見た目に狂いがあるとは、まことに心外千万ですが、彼の近隣知友について調査いたしましたところ、彼は幼より成人に至るまで女子にも劣る柔弱者で、武術はおろか、拳法すらもたしなんだことがございません。
— その一 舞踏会殺人事件 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
期待していた結果が得られず、心外千万だった。
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予期せぬ批判を受けて、彼は心外千万な思いを抱いた。
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「まさか、こんな仕打ちを受けるなんて、心外千万だよ!」と、彼は怒りを抑えきれなかった。
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