様見
さまみ
名詞
標準
文例 · 用例
初対面のお前様見さっしゃる目に、えら俺が非道なようで、寝覚が悪い、)と顱巻を掉立てますと、のう。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
…… さて困つたは、寒ければ、へい、寒し、暑ければ暑い身躰ぢや、飯も食へば、酒も飲むで、昼間寐て夜出懸けて、沼の姫様見るは可えが、そればかりでは活きて居られぬ。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
源叔父はこの様見るや、眠くば寝よと優しくいい、みずから床敷きて布団かけてやりなどす。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
お前様見たような人を怪我にも妬く奴があるものか。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
まあお姫様見ておいであそばせ、私のほうの若様が人におくれをおとりになる方かどうか」 口惜しがっている乳母はこんなことも言うのである。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
まるでお饒舌りの神様見たいな奴だったが。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
御領主様が御学問好きでござりますゆえ、ついその――」「見様見真似でその方達までが寺子屋通い致すと申すか、何侯の御領内かは存ぜぬが、さだめし御領主は名君と見ゆるな。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
とくに代助には左様見えた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫