裸婦
らふ
名詞
標準
nude woman
文例 · 用例
「嘘ですよ」一陣の風がスケッチブックをぱらぱらめくって、裸婦や花のデッサンをちらちら見せた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
何かまた本を送つてよこして下さい、と戰地から頼んで來ましたので、私は新宿へ行き、華麗な裸婦のたくさんある泰西の畫集を三册買ひました。
— 太宰治 『このごろ』 青空文庫
そのために一種サディズムのにおいのあるエロティックな深刻味があって近代ドイツ派の好きな人には喜ばれるかもしれないが、甘みのすきな私にはこれよりももう一つの「裸婦」のほうが美しく感ぜられる。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
首の細い脚の巨大な裸婦のデッサンがいちまい、まるいガラス張りの額縁に収められ、鏡台のすぐ傍の壁にかけられていた。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
やっぱり、お化けかしら」 自分は本棚から、モジリアニの画集を出し、焼けた赤銅のような肌の、れいの裸婦の像を竹一に見せました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
」 私は何気なく氏の手から受け取って見ればそれは一枚のオフセット版でチントレットの裸婦像だった。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
氏は、先刻私と云い合った美人の評価の結論を氏の思わく通りに片付け度くってチントレットの裸婦像をその材料に使う為め、私の部屋まで出かけて来て、殆どその効果を収め得たのだ。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
」一陣の風がスケツチブツクをぱらぱらめくつて、裸婦や花のデツサンをちらちら見せた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
作例 · 標準
美術館の展示室で、大理石で彫られた美しい裸婦の像に目を奪われた。
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ルノワールの描く裸婦は、その柔らかな肌の質感が非常に魅力的だ。
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デッサン会で、モデルの女性が裸婦としてポーズをとっている。
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