寒垢離
かんごり
名詞
標準
cold-water ablutions performed in winter
文例 · 用例
八宗の中にも真言宗には、秘密の法だの、九字を切るだのと申しまして、不思議なことをするのでありますが、もっともこの宗門の出家方は、始めから寒垢離、断食など種々な方法で法を修するのでございまして、向うに目指す品物を置いて、これに向って呪文を唱え、印を結んで、錬磨の功を積むのだそうでありまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
「百度詣りも寒垢離も、皆んな芝居に違ひあるまい、――お前は私の顏をまともに見ることも出來なかつた――」「親分さん、私は氣が弱かつたのです、主人にさう言はれると、氣に染まないことでも否とは申せませんでした。
— 酒屋忠僕 『錢形平次捕物控』 青空文庫
間もなく寒垢離を取るやうな水の音、晝下がりの陽射しはポカポカするやうでも正月四日の寒さに、水のお音を聽いただけでゾツと身顫ひが出ます。
— 兵粮丸祕聞 『錢形平次捕物控』 青空文庫
間もなく寒垢離を取るような水の音、昼下がりの陽射しはポカポカするようでも正月四日の寒さに、水の音を聴いただけでゾッと身顫いが出ます。
— 兵糧丸秘聞 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「ウーム、おぼえていろよ」 寒垢離をして骨ッぱいになった馬春堂が、獅子舞の遠囃子を引っ立ててそこを逃げ出してから暫くして後――。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
作例 · 標準
「うわー、冷たっ!これで今年の厄は払えるかな?」と、身を震わせながら寒垢離を終えた。
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修行の一環として、彼は毎朝、凍てつく川で寒垢離を行った。
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寒垢離の後、体の中から温まってくるのが不思議だった。
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祭りの前夜、勇壮な男たちが海で寒垢離を行い、身を清めた。
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