後座
ござ
名詞
標準
main performance
文例 · 用例
ギルマンはその午後座ったままずっとぼんやりしていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『魔女の家で見た夢』 青空文庫
――記憶も、去るにあらずや……湧き起る歓喜のためには 人の情けも、小さきものとみゆるにあらずやああ、神様、これがすべてでございます、 尽すなく尽さるるなく、心のままにうたへる心こそ これがすべてでございます!
— 中原中也 『夏は青い空に……』 青空文庫
私が枡に足を蹈み込んだばかりに、肥つた四十年配の女が二人、飛び込んで来て、「ああよかつた、端ッこでもあつてこそよございました、もう五分早ければよございました、惜しいことをしました、私は今朝から一服もしません、ええでも一幕見てから一服することにいたしませう」なぞと、イキセキ切つて云ふのであつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
私が結婚致しましたのは、松江に来てからのことで、二十四の秋でございますから、当時としてはずいぶん遅い結婚でございました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
早くから母に死なれ、父は頑固一徹の学者気質で、世俗のことには、とんと、うとく、私がいなくなれば、一家の切りまわしが、まるで駄目になることが、わかっていましたので、私も、それまでにいくらも話があったのでございますが、家を捨ててまで、よそへお嫁に行く気が起らなかったのでございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
せめて、妹さえ丈夫でございましたならば、私も、少し気楽だったのですけれども、妹は、私に似ないで、たいへん美しく、髪も長く、とてもよくできる、可愛い子でございましたが、からだが弱く、その城下まちへ赴任して、二年目の春、私二十、妹十八で、妹は、死にました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
そのころの、これは、お話でございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
妹は、もう、よほどまえから、いけなかったのでございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
作例 · 標準
前座が巧みな話術で会場を盛り上げた後、満を持して真打ちが登場する後座が始まった。
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寄席の番組表を確認すると、今日の後座には私が大好きな落語家の名前が載っていた。
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後座で見せた渾身の芸に、客席からは割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。
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標準
latter half of a formal tea ceremony (in which the tea is actually consumed)
作例 · 標準
中立ちの後、清らかな空気に包まれた茶室で、いよいよ濃茶をいただく後座が始まった。
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後座では、無駄のない所作で点てられた一杯の茶を、一座が静かに回し飲みする。
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茶事のメインイベントである後座に向けて、亭主は火の加減や道具の配置を細心の注意で整える。
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