将進
しょうしん
名詞
標準
文例 · 用例
赤木は昔から李太白が贔屓で、将進酒にはウェルトシュメルツがあると云うような事を云う男だから、僕の読んでいる本に李太白の名がないと、大に僕を軽蔑した。
— 芥川龍之介 『田端日記』 青空文庫
又、自分の下士官時代の上長官の名をよく覚えてゐて、時々異動の発表されるごとに新聞紙を丹念に読み、「ほう、少将進級か」とか、「ふむ、アメリカ大使館附か」とか、しばしば感嘆の声を洩すのであつた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
愉快らしい青年が、楽しさうに「将進酒」の畳句を唄ひ連れて歩むのも見える、――それは悉くわしの悲哀と寂寞とに辛い対照を造る愉悦、興奮、生活、活動の画図である。
— LA MORTE AMOUREUSE 『クラリモンド』 青空文庫
三 青流亭の女将進藤富子も、工学士中内忠も、刈谷音吉毒殺犯人としての容疑は、かなり濃厚だと見てよいのだろう。
— 大下宇陀児 『金魚は死んでいた』 青空文庫
それらの人について調査の結果は、ついに発表されなかつたが、事件解決後、青流亭女将進藤富子は、醉つて腹を立てた口調になつて、やはり、ある料亭の女将である女友達に向い、「ばかにしてるのさ、あたしはね。
— 大下宇陀児 『金魚は死んでいた』 青空文庫
之により兩將進んでトロイア軍の援軍トレーケース軍を襲ひ、十二將を斃し、最後に其王レーソスを殺し、馬を奪ひて凱旋す。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
ヂオメーデースの忠言に從ひ、諸將進んで衆軍を勵す。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫