奇妙奇天烈
きみょうきてれつ
形容動詞
標準
extremely weird
文例 · 用例
「あなたは奇妙奇天烈なことがたいへんお好きだそうですが、きっとこれより奇妙なものはご覧になったことがないでしょう。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
そら君の立場としては、三大陸じゅうにいる考えあぐねた人々、その皆の私的相談屋・お助け屋であるわけだから、奇妙奇天烈なあらゆることに関わり合う羽目にもなる。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
」 これでは何もかもがどうにも奇妙奇天烈だ。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
それかといって、全然芝居でない白真剣の立ち廻りだとしたら、いよいよ奇妙奇天烈で、狐や狸や貉の類が乗せっこのバカシックラをしているのを、遠くから見ているようなわけになってしまう。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
それは他でもない、遠くの大路小路にガタゴトと音を響かせながら、果して馬車と呼んでいいかどうか甚だ疑わしいような、奇妙奇天烈な恰好の馬車が走っていた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
左腕は首につるし、右足は仰山にびつこをひき、竹の杖に縋りながら奇妙奇天烈な腰つきをして、ひどい渋面をつくりながら街を通つてくるのである。
— 坂口安吾 『蒼茫夢』 青空文庫
奇妙奇天烈な連中が、入りかはり立ちかはり、やつてくるのだ。
— 坂口安吾 『波子』 青空文庫
フォークをひつくりかへして無理にむつかしく御飯をのせて変てこな手つきで口へ運んで、それが礼儀上品なるものと考へられて疑られもしない奇妙奇天烈な日本であつた。
— 坂口安吾 『デカダン文学論』 青空文庫