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納額

のうがく
名詞
1
標準
文例 · 用例
それと隣って、一段高く梯子段を上ったところに、浅間神社を勧請した離屋が、一屋建ててあり、紀伊殿御祈願所の木札や、文化年間にあげたという、太々神楽の額や、天保四年と記した中山道深谷宿、近江屋某の青銭をちりばめた奉納額などがあった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
意見は、各家の出費の額に応じて順位を定めねば落ちつかなくなり、入札式を採用して、各自の献納額を紙に書かせ、他人には分らぬよう厳封のまま納めることにした。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
当時私の父椿岳はこの祠堂に奉納額をあげましたが、今は遺っていないようです。
淡島寒月 寺内の奇人団 青空文庫
法輪寺で昼食して、鎮守|八島神社に参詣した時に純之進は芝居の板番付が新しく奉納額として懸っているのを見出した。
江見水蔭 丹那山の怪 青空文庫
ただに浅草観音の納額として見るにとどまらず、この絵をとって、現代のあらゆる流派の展覧の中へ置いて見たら、どんな感じがするだろう、と白雲はそれを考えました。
流転の巻 大菩薩峠 青空文庫
その後次第に納額が減少し、三百疋の年もあり五百疋の年もあった。
原勝郎 東山時代における一縉紳の生活 青空文庫
他郷の者が薬師堂に奉納額をかけるとは馬庭念流を侮辱するものだと、その額をひきずり下して念流の額をあげるために、師匠には隠して門弟一同馬庭を脱出、伊香保に向ったのである。
馬庭念流訪問記 安吾武者修業 青空文庫
岩鼻の陣屋から役人が出向き、千葉の奉納額を止めさせて事は一たん落着したが、今度は千葉一党がおさまらない。
馬庭念流訪問記 安吾武者修業 青空文庫