醵金
きょきん
名詞
標準
文例 · 用例
校長が、生徒たちの醵金してためて置いた校友會費、何萬圓かを、ひそかに費消してしまつてゐたのである。
— 太宰治 『校長三代』 青空文庫
大抵間食は弾豆か焼芋で、生徒は醵金をして、小使に二銭の使賃を遣って、買って来させるのである。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
それから、氷峰、呑牛等が發議して、義雄の歸京費を醵金しようといふ相談があることを語つた。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
」氷峰は親切に、「それがきまつたら、僕も天聲君などと相談して、一圓なり、二圓なりづつ、君の友人間から醵金して見よう。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
自分の爲めに、醵金をしてゐると鶴次郎が告げたのも、さう安心させて置いて、時計を借り出すつもりであつたかも知れない。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
すると、「醵金でもしようかと思つてをつたが、君がいつ歸るか曖昧であつたから」と云ふ。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
其時分には有志のものが醵金して構内に厩をこしらへて、三頭の馬と、馬の先生とを飼つて置いた。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
有醵金影刻此本之挙。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫