枝
し
助数詞頻度ランク #5564 · 青空 9742 例
標準
counter for long, thin things (i.e. swords)
文例 · 用例
〔洪積の台のはてなる〕宮沢賢治洪積の台のはてなる一ひらの赤き粘土地桐の群白くひかれど枝しげくたけ低ければ鍛冶町の米屋五助は今日も来て灰を与へぬ。
— 宮沢賢治 『〔洪積の台のはてなる〕』 青空文庫
かなたにてきらめく川やさてはまた遠山の雪その枝にからすとまればざんざんと実はうちゆるゝこのときに教諭白藤灰いろのイムバネス着ていぶかしく五助をながめ粘土地をよこぎりてくる
— 宮沢賢治 『〔洪積の台のはてなる〕』 青空文庫
幹は太く、枝は大変よく拡がつてゐたが、丈は高くない松だつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな暖かや蕊に臘ぬる造り花臘梅や雪うち透かす枝のたけ「蝶の舌」の句は、ゼンマイに似ているといふ目付け所が山であり、比喩の奇警にして観察の細かいところに作者の味噌があるのだらうが、結果はそれだけの機智であつて、本質的に何の俳味も詩情もない、単なる才気だけの作品である。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
うら枯やからきめ見つる漆の樹 木枯しの朝、枝葉を残らず吹き落された漆の木が、蕭条として自然の中で、ただ独り、骨のように立っているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
死にもせぬ旅寝の果よ秋の暮枯枝に鴉の止りけり秋の暮 曠野の果に行きくれても、芭蕉はその「寂しおり」の杖を離さなかった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
枯枝に止った一羽の烏は、彼の心の影像であり、ふと止り木に足を留めた、漂泊者の黒い凍りついたイメージだった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
凩に匂ひやつけし帰り花 冬の北風が吹きすさんで庭の隅に、侘しい枯木の枝に咲いてる帰り花を見て、心のよるべない果敢なさと寂しさとを、しみじみ哀傷深く感じたのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
武庫には、名工の手による一枝の鋭い刀が厳重に保管されていた。
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腰に二枝の剣を帯びた武士が、堂々とした足取りで門をくぐった。
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古くから、刀剣などの長く細い武器を数える際に「枝」を用いることがある。
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