一悶着
ひともんちゃく
名詞
標準
small quarrel
文例 · 用例
こちらも君のことでモウソンの経営者と一悶着あってな。
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
私のいでたちはといふと、いつもそれで爺さんと母との間に一悶着が起りかゝるのであつたが、母は外国にゐる亭主が、息子のために贈つて寄す洋服を着せ、どうせ途中で歩くのだからとボタンの長靴を穿かせようとするし、爺さんは、「俺あ、メリケンは強い嫌ひだよ。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫
ただし、父は、この際になってまた一悶着もちあげないように、首尾よく母を説きつけたらしかった。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
いかに大作であるかは、そのうちのあるものを描くため彼は場所に困って寺院を借りようとしたところが、僧侶が彼を異端者あつかいして、貸す貸さないで一悶着あったというのでも知れよう。
— 虹を渡る日 『踊る地平線』 青空文庫
人々が憤るのをたぶん見聞きするだろうと思っていたし、一悶着起こりはしないかとすら恐れてもいた。
— AT A RAILWAY STATION 『停車場にて』 青空文庫
僕とその従妹との間柄を野枝さんに感づかれて一悶着起こしたこともあった。
— 辻潤 『ふもれすく』 青空文庫
實は別な男に煮てゐたのであつたから、それが爲めにその男と一悶着があつたけれども、そしてかの女は毒を仰いで死にそくなつたけれども、とう/\再びこちらの物になつてしまつたのだ。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
源吉が漸っと気付いて一悶着起きた。
— 金田千鶴 『夏蚕時』 青空文庫
作例 · 標準
些細なことから始まり、ついに二人の間で一悶着起きてしまった。
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彼は、いつも新しいアイデアで周囲と一悶着起こす。
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その契約の条件で、会社側と一悶着あったらしい。
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