畑打ち
はたうち
名詞動詞-サ変
標準
ploughing
文例 · 用例
先刻、」「それは、何、あの畑打ちの爺さんが、蛇をつかまえに行った時に、貴女はお二階に、と言って、ちょっと御様子を漏らしただけです。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
父が江戸から帰った後、兄弟の背丈が伸びてからは、二人とも毎朝書物を懐中して畑打ちに出た。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
十七八の文治と十四五の仲平とが、例の畑打ちに通うと、道で行き逢う人が、皆言い合わせたように二人を見較べて、連れがあれば連れに何事をかささやいた。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
○いざり四、足腰の満足な百姓のやうに、畑打ちに、ひよいひよいといち/\腰を曲げる世話もいらねい、○いざり一、彼等より短かい鍬を使つて、彼等よりずつと先の方まで鍬がのびたよ、○男子二、(覗きこむやうに出て)自然は、きみたちを心から愛しただらうね。
— 小熊秀雄 『きのふは嵐けふは晴天』 青空文庫
正義感もそれを感じれば感じるほど不正を覚えて来る畑打ちだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
「俺ァ今日は当家の畑打ちだ!
— 金田千鶴 『夏蚕時』 青空文庫
悪魔は、とうとう、数日の中に、畑打ちを完つて、耳の中の種を、その畦に播いた。
— 芥川龍之介 『煙草と悪魔』 青空文庫
四月一日金 虚先生 ○明治三十九年四月四日(葉書)「畑打ち」淡々として一種の面白味あり。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、農家の人々は一斉に畑打ちを始める。
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広大な土地の畑打ち作業は、重機が導入されて効率が上がった。
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祖父は昔ながらの道具で丁寧に畑打ちをしていた。
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