食い上げ
くいあげ
名詞
標準
losing one's means of livelihood
文例 · 用例
剥製の獣じゃあるめえし、傷口に、ただの綿だけ押し込んどいて、それで傷が癒りゃ、医者なんぞ食い上げだ!
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
目に見えて刻々水量を増してゆく赤い流れは土城の下部をぐっと食い上げている。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
よしまたそれが出来るにしても、そうそう永く研究していたでは飯の食い上げになろうというもの。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
こうすればもっとよくなるのではないかと思う点が多々あるが、いや、これが良くなったら、映画は脅威で、おまんまの食い上げだから、よくなってはいけないのだと、黙っているのである。
— ―泥棒しても儲ければよいは困る※― 『映画界・小言幸兵衛』 青空文庫
「飯の食い上げ――脹れっ面――天国婆――おしまいの一口――その他。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
おれたちが、夜をムダに過していちゃ、飯の食い上げになるだろうじゃねえか」「だから、私も家へ帰るのよ」「家へ?
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
しゃくい網を持った者は岩を伝って往って、下へ流れて往こうとする魚をしゃくいあげた。
— 田中貢太郎 『岩魚の怪』 青空文庫
幽霊藻が相変らず咲いていると思うと、不思議にそれが懐かしいような気になって、そこらに落ちている木の枝を拾って、その藻をすくいあげて、まあどういう料簡でしょう、その濡れた草を自分のふところへ押し込んだのです。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
標準
suspension of a samurai's annual rice stipend
標準
fish swimming upwards after biting a fishhook