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尺取り虫

しゃくとりむし
名詞
1
標準
inchworm
文例 · 用例
兎や雷鳥が、雪の降る時に白色に変り、草の萌え茂る時に、その色に変るやうに、カメレオンのやうに、絶えず変色したり、尺取り虫見たいに、枯枝と同じ色をして、力んでピンと立つてゐれば、生命と云ふものは保つものなのだ。
葉山嘉樹 氷雨 青空文庫
葉末にかかった尺取り虫のようにうろうろした。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
しかしとにかく、一つのコースをならしてしまって、さて次のコースを取るために、彼らは首をもたげてきょろきょろと、まったく、尺取り虫のように、次の鍬をおろすところを探さなければならない。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
ナア、またお道楽に、あの尺取り虫の踊り子を供に連れてサ、こうして気保養がてら、街道筋に草鞋をはいてでござんすか。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
尺取り虫、虫尺取れ寸とれ足のさきから頭まで尺を取ったら命取れ」 ああして与吉と会ったとき、あくまで知らぬ存ぜぬとしらをきりそうに見えたお藤姐御、あれから、どういう話になったものか、今こうして連れだった与吉とお藤、灯のもれる宿場町を、仲よく、唄と三味と、三味と唄と、流してゆきます。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
尺取り虫を踊らせる、奇態な女芸人がいるところから、人呼んで尺取り横町……その名物の本尊がなくなった。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
「笠ひとつに、三味線一丁、それにこのかあいいお虫さんさえいれば――」 荒い滝縞に、ずっこけに帯を巻いて、三つに折れるたたみ三味線と、商売道具の尺取り虫、それを小さな虫籠に入れたのを、長い袂へほうりこんだお藤、思いきりよく江戸をあとにした。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
頭のテッペンから足のさきまで、この尺取り虫に尺を取られると、命がないという。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
枝の上を尺取り虫が独特の動きで進んでいく。
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庭の植物に尺取り虫がたくさんついていて、葉っぱが食べられていた。
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尺取り虫が苦手な人もいるが、その動きは実に面白い。
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