こそばゆい
こそばゆい異読 こそばい・こちょばい・こしょばい
形容詞
標準
ticklish
文例 · 用例
ようやく川を渉る、足袋底がこそばゆいから、草鞋を釈いて足袋を振うと、粗製のザラメ砂糖のような花崗の砂が、雫と共に堕ちる。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
大學の地下に匂ふ青い花、こそばゆい毒消しだ。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
大学の地下に匂う青い花、こそばゆい毒消しだ。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
と、また地べたに※ぎつ放しの蜜柑が幾山も積んだままになつて、人影ひとつ見えぬ窪畑にもぶつかる、その傍を行くのだから何だかこそばゆい。
— 北原白秋 『蜜柑山散策』 青空文庫
もっともっと、頑張らなければなりません、という言葉が、三田君ご自身に就いて言っているのであろうが、また、私の事を言っているようにも感ぜられて、こそばゆい。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
』と、板の間に手をつく聲が、しばらく後を見送つてゐることゝ、肩のあたりにこそばゆい思をしながら、あの女にも嫉妬を持つと民子は自分の胸のうちを考へた。
— 水野仙子 『夜の浪』 青空文庫
新吉はこそばゆいような気がした。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
笹村もこそばゆいような体を前へ乗り出して見下した。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
作例 · 標準
散髪の仕上げにうなじをカミソリで剃られると、なんとも言えずこそばゆい感じがする。
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草原に寝転ぶと、草の先端が頬に触れてこそばゆく、思わず手で払いのけた。
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小さな子供が耳元で内緒話をしてくる時の息がこそばゆくて、彼は身をすくめて笑った。
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標準
embarrassed
作例 · 標準
大勢の前で自分の功績を褒めちぎられ、嬉しい反面、どうにもこそばゆい気持ちになった。
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長年連れ添った夫から、改まって感謝の言葉を伝えられるのは、なんだかこそばゆいものだ。
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幼馴染の活躍をニュースで見るのは、誇らしいような、どこかこそばゆいような不思議な感覚だ。
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