何番目
なんばんめ
名詞
標準
what number (in a sequence)
文例 · 用例
そのうちにある室で何番目の窓からどの方向を見ると景色がいいという事を教えたのがあった。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
友はまた京都にいた時代、電車の窓と窓がすれちがうとき「あちらの第何番目の窓にいる娘が今度自分の生活に交渉を持って来るのだ」とその番号を心のなかで極め、託宣を聴くような気持ですれちがうのを待っていた――そんなことをした時もあったとその日云っておりました。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
故|野口英世博士が狂人の脳髄の中からスピロヘータを検出したときにも、二百個のプレパラートを順々に見て行って百九十何番目かで始めてその存在を認め、それから見直してみると、前に素通りした幾つもの標本にもちゃんと同じもののあるのが見つかった。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
すると貴下、谷の方へ続いた、その何番目かの仕切の中から、ふらりと外へ出て、一人、小さな婦人の姿が、音もなく歩行いて来て、やがてその舞台へ上ったでございますが、其処へ来ると、並の大きさの、しかも、すらりとした脊丈になって、しょんぼりした肩の処へ、こう、頤をつけて、熟と客人の方を見向いた、その美しさ!
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
後で女中の話したところでは、彼女は或る有名な銀行家の第何番目かの女であつたが、此の頃その銀行が破綻を来したので、駄目になりさうだといふのであつた。
— 徳田秋聲 『草いきれ』 青空文庫
さて、この監獄が日本第一たるはいうまでもなく、世界中でも何番目という完美を極めたものだそうな。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
その何番目かの娘のおらいというは神楽坂|路考といわれた評判の美人であって、妙齢になって御殿奉公から下がると降るほどの縁談が申込まれた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
帽子を探すふりをして、右から何番目かの茶の中折れに文を入れた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
作例 · 標準
この物語の主人公は、王位継承者の中で何番目になるのでしょうか?
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