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誘い寄せる

さそいよせる
動詞
1
標準
文例 · 用例
暗礁へ誘い寄せる、連を呼ぶ幽霊船だ。
泉鏡花 海異記 青空文庫
向こうから誘い寄せる美しい女の情熱があらわれる。
倉田百三 出家とその弟子 青空文庫
初めの間は母に叱られるのを考えて足をムズムズさせながらも我慢して居たが、其等の騒がしい音は丁度楽隊が子供の心を引き付けるより以上の力で病室へ病室へと私の浮足たった霊を誘い寄せるのであった。
宮本百合子 追憶 青空文庫
遂にテュロたちは牛を馬の傍まで誘い寄せることに成功すると、ピカドルはいきなり槍を右手で持ち上げて、牛の頸根をねらって突く。
野上豊一郎 闘牛 青空文庫
光線の達せぬほどの深い海の底に住むアンコウの類には、糸の端の部があたかも螢の尻のごとくに光り、暗夜に提燈を点じたごときありさまで他の小動物を誘い寄せるものがある。
丘浅次郎 自然界の虚偽 青空文庫
そのままのそのそと、もと来た方へ引き返そうとすると、赤いマントを持った組下の奴が前や後ろへ廻って砂地のまん中へ、まん中へと誘い寄せる
乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻―― ノンシャラン道中記 青空文庫
で、もしこの男をこちらに誘い寄せることができたら……彼は自分の妻とベエコン老夫人の妹であるラッセル夫人を使者として、妥協しようという言伝てに、就職と報酬の申出を添えたのだった。
ELIZABETH AND ESSEX エリザベスとエセックス 青空文庫
本当に田へとび込むつもりではなく、敵を誘い寄せるためであった。
山本周五郎 風流太平記 青空文庫
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